革素材についてのご注意事項

革は天然素材のため、お取り扱いいただく際にご注意いただきたい点がございます。
より革製品を楽しんでいただくために是非一度、お読みください。

■ 1.天然素材ならではの特徴/注意事項

革は食肉目的で飼育された動物の副産物として生み出される天然の素材です。そのため他の素材には見られない特有の模様や個体差が製品の中に見られることがありますが、天然素材ならではの面白みとして排除せず使用している場合がございます。品質を損なうものではございませんので、あらかじめご了承くださいませ。

■ 製造ロットごとのバラつきがあります

革は天然の素材で1枚1枚状態が異なります。そのため以下に示すような革特有の模様や表情に差がございます。そうした点を踏まえて、ご購入いただけますようお願いいたします。

■ 革特有の模様・表情があります

革の見た目 名称 主な特徴
バラ傷 バラ傷 動物が生きていた時についた体の傷。
トラ目 トラ目 首や肩回りのしわ。トラの縞模様に似ていることから名づけられた。ショルダーレザーによく見られる。
血筋 血筋 血管のあと。革の様々な場所に現れる。ヌメ革や染料で色付けした革で見られることがある。
黒点 黒点 なめしなどの革の加工時に空気中に浮遊しているごみや鉄粉が付着した黒い小さな点。
虫刺され痕 虫刺され痕 虫に刺された、あるいは食われた痕。
色ムラ 色ムラ 染料の染まり具合の違いによる色ムラ。革の場所によって浸透の仕方が異なるため起こる。
しわ しわ 腹部など革の場所特有のしわ。革素材により出方が異なる。

■ 色の変化の有無があります

micの製品で使用される革素材の鞣しは主に3つです。タンニン鞣しされた革は基本的に使用していくうちに紫外線や手の脂分などの影響により革の色が変化します。一方のクロム鞣しは基本的に色は変化しません。コンビ鞣しは色付けの方法などによって色に変化がみられるものがあります。

■ 低温時にオイルが白く浮き出ることがあります

革の見た目 名称 詳細・対処法
ファットスピュー ファット
スピュー
革に含まれるオイルが表出して白く粉のように見える現象。冬場などの低温時に起こります。ドライヤーで温風を当てる、乾拭きするなどして除去できます。

■ 色落ち・色移行する可能性があります

皮革製品は雨などによる水濡れ、強い摩擦、汗などにより色落ちすることがあります。

衣服や他の革製品などと接触すると色が移ることがあります。

■ 水分はなるべく早く拭き取ってください

コードバンなど水分が革に付着したままにすると革が水膨れのように変形して戻らなくなることがあります。水滴がついた場合はなるべく早めにふき取ってください。

■ オイルで印字が消えることがあります

革に含まれるオイルの影響でレシートの印字が消えることがあります。印字面が革に接触しないようご注意ください。

■ アルコールが付かないようにご注意ください

アルコールの影響によりシミ、色落ち、退色が起こることがあります。手指の消毒アルコールなどを使用した際は十分にふき取ってから革に触れるようにしてください。

■ 2.日常的なケア

製品をより長く、快適にお使いいただくための革のケア、保管に関してご注意いただきたい事項について説明いたします。

■ 普段のケア

日常的には柔らかい布で乾拭きをする程度で十分です。

数か月に一度、レザーケアクリームを使って保湿をし革の柔軟性を保つとひび割れや革のちぎれを防ぎやすくなります。詳しいケアの方法は下記のバナーよりご覧ください。
※オイル分の多い革など、一部の革は頻度が少なくても問題ない革もございます。

ケアクリームは無色のものをご使用ください。

クリームを塗る際、あらかじめ目立たない場所でテストし、問題ないことを確認してから塗ってください。

革小物のレザーケアの基本的なやり方については下記のボタンよりご覧ください。

■ 保管方法

長い期間使用しない場合は、風通しがよく水滴やほこりが付きにくい場所に保管してください。

湿度が高い場所に保管するとカビが生える恐れがありますので避けてください。

■ 3.お問い合わせ

製品に関して気になる点、お気づきの点などございましたら、下記のお問い合わせフォーム、お電話、もしくはLINEのチャットよりお尋ねくださいませ。(LINEチャットはお友達登録が必要となります)

03-5816-1824(上野本店) 平日 9:00~17:00(土日祝日・夏季冬季休暇はお休み)

50年以上、革財布・革小物専門で作り続けてきたメーカーが手がけています。

mic は革財布・革小物専業のメーカー、株式会社ラモーダヨシダのプライベートブランドです。株式会社ラモーダヨシダは、創業より半世紀以上にわたって、革財布・小物を専門にオリジナル製品・OEM/ODM 製造してまいりました。