上野店 杉浦
作成:2022年8月2日
更新:2022年8月2日
「ホックが壊れて財布が使えなくなってしまった経験、ありませんか?」
小銭入れなどに使われる、小さなバネ式のホック。
開閉を繰り返すうちにホックのかかりが悪くなり、しまいには閉じられなくなってしまった経験ありませんか?
お店で多くいただくお問い合わせの一つが、このホックの修理に関するものです。
「革やそのほかの部分はまったく問題なし。ただ、ホックが閉まらない。そのためにほかのお財布を泣く泣く使うはめになってしまった...」
「長いこと使っていてホックの留まり方が弱くなってしまった。まだ使いたいんだけど直るかな?」
そんなお話を月に何度かいただきます。
実はそのホックの故障、すぐにお客様ご自身の手で直せるかもしれません!
しかもたった一つの道具を使って、わずか5秒で!
今日はそんな財布のホック修理術についてご紹介いたします。
これを読めば、タンスの中で眠っていたお気に入りの財布を再び使えるかもしれません!
バネ式ホックの構造
修理の方法をご紹介する前に、まずバネ式ホックの仕組みと構造について少しご説明します。バネ式ホックの構造
では、修理できるかどうかを確認するために、まずはバネ側をチェックしてみます。用意するのは「〇〇〇」だけ!
ダボの調整に使う道具は、ご自宅にある「ペンチ」これ一つです。道具を使って「グルっ」と回す
調整方法は至って簡単です。ホックのかかりをチェック
最後にホックのかかり具合をチェックします。弱い場合は、再びペンチでダボをつかんで回し、変形していない部分がバネにかかるように調整してください。どうしても直せないときは
ダボ全体が変形してしまっていたり、バネが無事なように見えて実は故障しているなどした場合は、この方法では直すことができません。
その場合は、鞄・財布の修理を行っている専門業者様へご相談ください。
ホックの修理の場合は、裏に座金が見えているかどうかによって、修理するための工程が変わり、見積金額に影響します。
座金が見えていない場合は、縫製部分をほどいて、金具を取り出したのちに、再度縫製するため、工賃が高くなる可能性があります。
micの製品の場合は、上記のケースも含めて、修理可能なものはお受付しておりますので、お問い合わせフォームなどから、症状を詳しくお聞かせください。修理に関する詳しい内容は、以下のボタンから、ご説明ページをご覧いただけます。