こんにちは。
mic吉祥寺店の福島です!
********
皆様、
コードバンはお好きですか?
牛革にはない独特の艶、光沢。
馬一頭から靴二足分程度
しか取れない希少性。
“King of Leather”
と言われるわけです。
本日はコードバンの
基礎的な知識について
お話していきたいと思います。
********
目次
①コードバンとは
②コードバンが丈夫と言われる訳
③コードバンの弱点
④コードバンに関する他の記事
(項目をクリックするとジャンプします)
********
①コードバンとは
そもそもコードバンとは
馬革の臀部裏面を丁寧に削り取り
繊維密度が非常に高い<シェル部>
と呼ばれる部分を
タンニンで長時間鞣し、
天然油脂と染料で仕上げ
艶を出したものです。
シェル部が出てくるまで
裏面を削り取り、
出てきたその部分を磨くため
革の裏側が表になります。
②コードバンが『丈夫』
と言われる訳
①のことから、
コードバンの革の
表面には表皮(=銀面)ないことが
分かります。
銀面がないため、
<銀面浮き>の心配は
コードバンには必要ありません。
また、他の革の繊維組織が
<横>に流れるように
重なっているのに対し
コードバンの繊維組織は<縦>
に並んでおります。
よって、
『ひっかき傷をつけてしまった』
なんて場合でも
他の革とは違い、
表面がめくれるように剥がれる
ことはありません。
③コードバンの弱点
上記などのことから
丈夫と言われることの多く、
見た目も美しいコードバン
しかし、弱点もあります。
弱点その1:傷が目立つ
先ほど、
〝『他の革とは違い、
表面がめくれるように剥がれる
ことはありません』″
という説明をした通り、
コードバンの
革自身はとても丈夫です。
しかし、
表面が剥がれることがなくても、
傷がつきにくいわけでは
ございません。
どんなに丈夫な物でも、
表面が滑らかだと
傷が目立ちます。
コードバンは革の表面を
磨きあげて滑らかにしているため
傷が目立ちやすい革と言えます。
傷がつくと革自身が
凹んでしまうため、
直すことは難しいです。
弱点その2:水に弱い
②で説明した通り、
牛等の革の繊維組織が
<横>に流れるように
重なっているのに対し
コードバンの繊維組織は<縦>
に並んでおります。
そのため、
革に水がつくとその繊維に沿って
染み込みやすい構造に
なっております。
水が染み込んでしまうと
シミになったり、膨れたり
…なんてことも。
水滴がついてしまっても
その瞬間拭き取れば
大事に至らないことも多いです。
コードバンをお持ちの方は
水濡れに十分注意が必要です。
********
丈夫で美しく、
しかし
取り扱いに気をかける必要のある
コードバン。
一体どのようにケアしていくのが
良いのでしょう。
次回のコードバン特集で
コードバンのケア方法や
ケアクリームによる違いを
紹介して参ります。
…ここだけの話、
実はコードバンのシェル層を
見つけたのは
革屋ではなく肉屋
だ、そうです。
食べてやろう!と解体した時に
たまたま発見された産物だそうで。
お肉屋さん、ありがとう。
********
↓コードバンに関する他の記事↓
(項目をクリックするとジャンプします)
↓今回ブログ内に登場した商品↓
※4/13日現在、吉祥寺店では
オンラインショップで
在庫切れになっている
『グリーン』
と廃版になった
『チョコ』
の2色も在庫もございます!
是非、店頭でお手に取って
色味をご確認ください。
********
余談です。
ここは、吉祥寺駅北口をでて
左手に進むと見えてくる
『ユニクロ 吉祥寺店』さんです!
mic吉祥寺店のある
中道通りの入口になります。
ショーウィンドウに飾ってある
マネキンが!
micの紙袋を持ってる!
お買い上げありがとうございます
吉祥寺の中道通りには
他にも沢山お店がありますので
吉祥寺にいらしたら是非
中道通りへ!
********
_________
■住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-20-7
■電話:0422-27-5727
■営業:11:00~20:00
■定休:水曜日
■アクセス:JR吉祥寺駅より徒歩5分
■URL:詳しくはこちら>>