こんにちは、上野店 杉浦です。
3年ぶりにオフラインで実施となったモノマチ2022。
たくさんのお客様にご来場いただきまして、ありがとうございました!
正直を言いまして、久しぶりの開催でしたので、これまで来ていただいてたお客様にご来場いただけるか心配に思っていました。
しかし蓋を開けてみますと、本当にたくさんの方がお越しくださいました。
遠方からわざわざ足を運んでくださったお客様も!
本当にありがとうございました。
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さて、今回のブログはmicも参加した「モノマチ恒例の財布屋ツアー」のレポートをしたいと思います!
※2日目のレポートになります。
【目次】
① 革財布のお店mic
② @山藤さん
③ @田中箔押所さん
④ @三筋さん
⑤ @浅原皮漉所さん
※クリックすると該当箇所へ飛びます
① @革財布のお店mic
ツアーの始まりは革財布のお店micから。
1日目は朝から大雨でしたが、うってかわって2日目は快晴!
汗ばむような陽気の中、朝早くからご予約いただいたお客様にお集まりいただきました。
このツアーのアテンド役を務めますラモーダヨシダの吉田の挨拶からスタート。
まずは革財布とカバンの作り方の違いについてのお話をいたしました。
一般に同じ職人が造っていると思われがちなカバンと財布ですが、実際にはその造りや使用するミシンは大きく異なります。
その違いの一つである「革漉き」について、見本をお見せしながら、どうしてそれが必要かつ重要なのかをお話ししました。
続いてミシン。
この部分は当店のサンプル職人である大石が実際に商品を縫いながら、使うミシンや縫い方について実演いたしました。
財布や革小物はかなり狭い箇所を縫うことが多いため、通称「ジュウシチ」と呼ばれる腕ミシンを主に使っています。
ご参加いただいた方の関心が特に高かったのが、このミシン掛けの作業で、その様子を動画で収める方がたくさんいらっしゃいました。
続いて、革漉きした部分を折り返す工程、「ヘリ返し」と「刻み」と呼ばれる加工を実演。
非常に細かい作業ですが、これもまた革小物を美しく仕上げるために重要な工程です。
刻みを入れる箇所は薄い方が作業がしやすいため、機械で革漉きした箇所をさらに包丁を使って、手で漉くこともあります。
その包丁の切れ味をご体感いただくため、最後にツアーの参加者の方に職人の包丁を使って革を切ってもらいました。
micでのご説明はここまで。
ここから、ほかのメーカーさんや加工所さんへ移動しました。
② @山藤さん
続いて、micからほど近い、山藤さんのアトリエショップへ。
山藤さんは東上野の財布メーカーの中でも最も歴史のあるメーカーさんで、創業はなんと明治32年(1899年)。
おしゃれなアンティーク家具やミシンなどが並んだお店ではワークショップが開催され、たくさんのお客様がいらっしゃっていました。
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そのため、ちょっと短めの滞在。
社長様にお店のご紹介などをしていただきました。
【山藤さんについてはこちらから詳細をご覧いただけます】
③ @田中箔押所
続いて訪れたのは、箔押しを専門にやっている加工所の「田中箔押所」さん。
ひげがトレードマークの田中社長にお出迎えいただきました。
箔押しの歴史や、革との相性や加工の難しさなどを時折冗談を交えながら楽しくお話しいただき、一番たくさん笑い声が上がった訪問先でした。
そして、最後には参加者の方に実際にMONOMACHIという版で、箔押しの体験もしていただきました。
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【田中箔押所さんについてはこちらから詳細をご覧いただけます】
④ @三筋
その次に訪れたのは財布メーカー「三筋」さん。
特にレディース向けの財布の仕立てが上手なメーカーさんで、オリジナルブランドも展開されています。
店内は商品やワークショップのお客様でぎっしり!
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三筋さんは千葉に工場があり、今回は実際の量産工場での作業風景をVTRでご覧いただきました。
【三筋さん(十八番-OHAKO-TOKYO)についてはこちらから詳細をご覧いただけます】
⑤ @浅原皮漉所
そしてツアーの最後に訪れたのが、浅原皮漉所さん。
レトロな建物の前ではワークショップが催される中、加工場で浅原社長に革漉き機の説明や実演をしていただきました。
写真の長い輪っかは、革漉き機の中に入っているバンドナイフです。
これが機械の中で回転し革を漉きますが、漉くのと同時に刃を研いでいくため、二重のリングになっています。
財布造りに革漉きは欠かせない工程ですが、実際にどのように行っているのか、あまり知られていません。
実際に百貨店に並ぶ国産の革小物の多くは、このあたりの地域でこうした加工を経て製品となることをご説明いただきました。
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【浅原皮漉所さんについてはこちらから詳細をご覧いただけます】
ツアー終了!
ここまで2時間でめぐる予定でしたが、大幅に時間が押し、結局3時間近くのツアーとなりました。
その後のご予定を変更した参加者の方もいらっしゃったとのことで、ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。
なかなか見ることができないモノづくりの現場をじかにご体感いただけるイベントとして、さらに面白いものを企画してまいりたいと思います!
ご参加ありがとうございました!
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