皆さん、こんにちは。mic上野店のアズハタです。
休日は良い秋晴れでしたが、今日は雨降りで気温も低く冬のにおいがしてきましたね。
季節の変わり目なので、皆さん体調を崩さないようにお気をつけ下さい!
さて、今日はこんな道具を使用する技術をご紹介いたします。
これは、「刻みネン」という道具です。
何に使うかというと、、
この、角の部分を丸くするために使います!
角丸はひっくり返して見てみるとこんな風になっています。
少し見えづらいですが、ひだが出来ているのがお分かりいただけますか?
この、ひだを作る工程を「刻み」、「菊寄せ」といいます。
やり方は、まず直線部分をヘリ返しします。
手で行う職人さんもいらっしゃいますが、このように木を使うと私はやりやすいです。
四辺が終わったら、角のところにのりを入れて、刻みます!
(角のところは、手漉きで機械でやるよりさらに薄くしておきます)
なるべく90度に収まるようにひだを寄せていきます。
そして、大事なことが、このひだの数を統一すること!
8個なら8個で統一しないと、角の大きさが変わってきてしまうからです。
頭ではわかっているのですが、これがなかなかそろえられないです。。
また、こんなのも不良品です
これは、よく見ると菊寄せの中間あたりがミシンにかかっていません。
ヘリ返しのときの革が短すぎるとこんな風にミシンから落ちてしまいます。でも、長すぎても90度に収まらなくなったりきれいな放射状にならなかったりするので加減が難しいです。
目標は、こんな菊寄せです
これは私が仕上げたものではないです笑
同じ幅のひだできれいに90度に収まっています。こんなふうに刻みたい。。
こんなところも刻みます
ホックのついているベロのところです!
丸くなっているところは、刻みがされていることが多いです
皆さんが使っている財布にもあるかもしれないので探してみてください 🙂
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