こんにちは、mic太田です。
本日はmicショップオープン以来定番にしていますグレージングヌメのご紹介です。
もともとはドイツのグレージングヌメを使用していましたが、現在はトルコのヌメ革を使用しています。
こちらも歴史が古く、実績があるタンナーさんによるもので、某有名メーカーさんの納入業者でもあります。
表面に何も加工していない状態ですと、肌が荒くmicの様なお財布には向きません。
ところが、トルコにはグレージング(艶出し)と言う概念がなく、
加工業者がいないそうで、「グレージングって何??」という感じらしいです。
そこで、グレージング加工は日本でお願いしています。
グレージング加工は1枚1枚メノウ石で革を磨いていく加工のことで、
私も見学させてもらいましたが、大変手間、技術がいる作業です。
その作業により表面が滑らかな艶のある仕上がりになるのです。
この革は、使用前に日焼けさせてから使うときれいに使っていける、とよく耳にしますが、
それは、革を鞣した時に含んだオイルが表面に浮き出て膜を作るような形になり、
変なシミや汚れが付きにくくなるという事。
micはお財布なので、日焼けさせてから使うかどうか??は別にして、確かにそうなると思います。
ただ実際のところ、革自体は日焼けしないのです。革に含んでいるタンニンが日焼けしていくのです。
ですので、タンニン鞣し以外のクロム鞣しや日本伝統の【白鞣し革】などは日焼けしません。
また、牛の肌の色は真っ白なのですが、タンニンを含ませ、
さらにグレージングをかけると多少焼けたようになり、肌色になっています。
ですが、元々はもっと白いのです。
タンニン鞣しの革は、柔軟性はありませんがカジュアルな商品に向いています。
使うごとに汚れや手の汗・油などもしみ込んでしまいますが、
それが独特な艶やアメ色に変化していき、愛着が沸いてくる革だと思います。
micグレージングヌメでは、他のメーカーさんが作らない様な変な!?型をいろいろ作っています。
試作サンプルも多数あります。
型が決まるまでには数本のサンプルを作り、「これで行ける!!」っとなったら生産販売しております。
型は面白いのですが、少し使いずらいような事も出てきてしまっているのも現状です。
すみません、少しずつ改良していきたいと思います。
ある程度の販売実績ができたところで、他の革にも型追加する場合もあります。
各店舗にスタッフが使用したお財布を展示してあります。
是非、お立ち寄りいただきグレージングヌメの経年変化をご覧になっていただきたいなぁ、、と思います。
皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております。
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