こんにちは、mic自由が丘店の星です。
お客様からよく「これって何の革?」という質問を頂きます。
micでは様々な種類の革を使用しているので、本日は革のご紹介をしていきたいと思います!
〇牛革
micで最も多く使用されている革がこちらの牛革になります。
同じ牛革でも仕上げをかえたり、別の部位を使用したりすることによって、様々な表情を見せてくれます。
左上から時計回りにご紹介すると、
・グレージングヌメ……一切染めていない自然そのままの肌の色を生かした革です。自分好みのエイジングを楽しんでいただけます。
・ブライドルレザー……タンニン鞣しした牛革を染色し、ロウを丹念に染み込ませた革。使っていくうちにロウが革のツヤへと変化していきます。
・シエナ……牛の肩の革(ショルダー革)を使用しています。歩いた時についたシワをそのまま生かした仕上げをしています。
・イタリー……上質なイタリア産レザーを使用しています。牛のお腹の革(ベリー)を使用しているため、柔らかな手触りの革です。
・バグッダ……子牛の革(キップ)にわざとシワをつけている革です。1つ1つシワの付き方や色の濃淡が異なるので、とても個性豊かなシリーズです。
・キップレザー……こちらも子牛の革(キップ)を使用しています。表面に細かいシワを付ける「シボ加工」を施しており、これによって、傷が付きにくくなり、小さな傷ならついても目立たなくなります。
・ブレターニャヴァケッタ……植物タンニンを鞣す際に「牛脂」を浸透させる「ヴァケッタ製法」を用いて職人が一枚ずつ手作業で仕上げています。
・エンボス……牛革に型押しを施してあり、傷や汚れが目立ちにくいシリーズです。
このように、牛革だけでも様々なシリーズがございます。
また、牛の生育具合によっても様々な種類があり、それぞれの特徴があります。
同じ革でも1つ1つ風合いや質感が全く異なるので、是非店舗で見比べてみてください。
〇鹿革
鹿革は牛革と比べてあまり馴染みがない革かもしれませんが、実はとっても優れた革なんです。
・軽い
・丈夫
・しっとりとした肌触り
・吸水性、保湿力が高いので水に強い
・通気性が良いので匂いが付きにくい
・柔軟性がある
・お手入れが簡単
など…ざっと並べてみるだけでもこれだけの長所があります。
ですが、ひっかき傷に弱いのでその点は要注意です!
micではディアスキンシリーズとして鹿革のお取り扱いがございます。
一度触ればその柔らかさにきっと驚きますよ♪
〇豚革
こちらもあまり馴染みがない革かもしれません。
でも実は牛革の次に多く使われている革なんです!
豚革にはポツポツポツと「∴」このような毛穴があるのが特徴です。
軽くて丈夫で薄いので汎用性が高く、様々な商品に用いられています。
また、他の革と比べて傷が付きにくいので、傷が気になる方には豚革はお勧めです!
グレージングヌメ、ブライドルレザー、バグッダ、コードバン、シエナなど…
様々なシリーズで豚革を中革として使用しておりますので、是非ご覧になって下さい。
表革にも豚革を使用しているカンブリッジシリーズもございます。
〇馬革(コードバン)
馬革にも数種類ございますが、今回はmicでも取り扱っているコードバンをご紹介したいと思います。
コードバンは馬の臀部(お尻)の表面を削って出てくるきめ細かな層のことです。
馬革の中で最も希少性が高く、硬くて丈夫であることから、革のダイヤモンドとも呼ばれています。
時間が経っても手に取ったときの張りのある手触りは変わらず、使っていくうちになんともいえない奥行きのあるつやが出ます。
ただ水に弱いので、万が一濡れてしまった場合は乾いた布で素早くふき取りましょう。
micでは、限定商品としてこの他にも色々な種類の革を取り扱うことがございます。
その都度ブログでご紹介していきたいと思いますので、宜しくお願い致します。
それでは本日も皆様のご来店心よりお待ちしております。