みなさんこんにちは!mic上野店あずはたです。
だんだんと暖かくなってきましたね。この季節になるとやっぱり桜の歌を聞きたくなります!笑
入学する人も卒業する人も新しい生活が楽しみですね!
さて、今日はお財布の応急処置のやりかたをお伝えします!
前回自分の財布をケアした時に小さいほつれがあったのでそれを直します。
これがほつれです。糸がピヨッとでてますね。
特によく動かす部分は糸が出てきやすいです。そういう部分は返し縫いをしてあるのでそこからどんどんほつれていくというのは少ないですが、ちょっとだけ出てきてしまったというのは自分のバッグなんかを見てもよくあります。
応急処置ですが、使うものは目打ちとのりです!
のりは、この画像ではサイビノールというものを使用していますが、持ってないという方は木工用ボンドでも可能だと思います!
目打ちがない方は、つまようじや竹串でOKです。
まず、縫い目にのりをいれます。
糸を入れます。
のりが足りなそうならまた入れます。
乾かします。
完成!
簡単ですね!
ポイントは、のりははみ出ないようにすることです。
顔料仕上げの革はのりがついても簡単に取れたりしますが、起毛革(スエードなど)の場合はのりがつくと取れないのでご注意下さい!実際私も作業中にスエード風のスカートにのりを落としてシミになりました。。(革ではなく、布だったんですが駄目でした!)
もしはみ出たときは、すぐふき取るのがいいと思います。
画像のようなつるつるした革だと、多少糊がついても指ですぐとれば割と大丈夫でした。
こんなに簡単に直せちゃうので気になる方はやってみてください!
ちなみに、財布を作っているときの糸止めの方法は
1.のりをいれる
2.糸を出してのりで張り付ける
3.糸止めで焼き切る
という感じです。
写真付きで説明すると、、
1.糊を入れる
この方法は、ある程度の厚みがあるものを縫ったときにやります。
まず、糸を引っ張ってわっかを出して(全部出さないこと!)
そこにのりをいれて反対の糸を引っ張ってわっかをしまいます。
乾いた後に糸をギリギリのところで切って、出てる糸をめうちで穴にしまって完成です。(一番上です)
2.張り付ける
これは、裏地の裏とか、最終的に隠れてしまい見えなくなるところにやります。
裏から糸を引っ張ってわっかがでたら、全部引き出して上糸と下糸2本とも裏に出します。
その2本を短く切って貼り付けます。ちゃんと貼れてれば多少引っ張っても全然ほつれないです。
3.焼き切る
専用のコテで糸を短く焼き切ります。焼かれたところが玉になって糸止めになります。問題はプラスチックが焦げるようなニオイと、もし革に当たってしまうと焦げる可能性があるというところです。
一番下です。ちょっと玉が見えますね。
。。お分かりいただけたでしょうか!
こんなやり方を使い分けながら財布は組み立てられます。
今回ご紹介した通り、ちょっとしたほつれはご自宅で簡単に直せちゃうので気になる方はやってみてください!
ちなみに、ファスナーの引手もよく触るのでほつれやすいですが、同じ方法をつかえます!
財布を丁寧に扱うと大切に思う気持ちも強くなりますね!
それでは、また次回のブログでお会いしましょう(^^)/
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