みなさんこんにちは!mic上野店あずはたです。
今年は何だか暑くなるのが早い気がします。今から真夏日になっていたり、7月8月はどうなってしまうのか恐ろしいですね!
でも、上野店は地下にあるので夏でも涼しいので安心です! 是非涼みに来てください!
さて今日のブログは「ホック修理のやり方」です!
今回は、2種類のホックがついている小銭入れ付きヒップポケットでご紹介します。
小銭入れの方が「ばねホック」
三角の中についている方が「ドットホック」等と呼びます。
ドットホックの方から外してつけてみます!
前にもブログでご紹介した「食い切り」という道具を使ってホックをはずします。このホックは裏に貫通しているタイプなのでミシンをほどいたりする必要なくそのままホックを外せます。
こんな感じでたてよこに潰すと
簡単にはずれます。残った足は小銭入れの裏側から取れます。
反対側(バネ)も外しますが、さっき外したダボとは違い食い切りが直に革に当たります。そこでセルという薄いプラスチックの板に穴をあけたものを使い、革に傷がつかないように保護しながら外します。
アシは裏から取ります。
次は打っていきます!
1と2、3と4がそれぞれ対になっています。
1,3はアシ、2はダボ、4はバネと呼びます。奥に映っているのは打ち棒で、ホックの種類や大きさによってこの棒も変わります。
まず小銭入れの方のダボ側です。まず、ホックを打った時に革に当たり(打った跡)が出ないように穴の裏に小さめの鉄板を入れます。次に鉄板の方にアシ、表からダボをいれます。
ヒップポケットは先端が薄くなっているので、ずれないように気を付けて打ちます。
バネ側はカードの前段に穴が開いているので、同じように鉄板、アシ、バネを入れて打ちます。
次は、小銭入れの中のバネホックを外してつけてみます。
このバネホックもそれぞれ穴が貫通していて裏が見えるのでさっきとおなじように食い切りで外します。
ダボの方も裏にアシが見えます。
これも1と2、3と4が対になっていて、1はハンシャ、2はバネ、3はアシ、4はダボと呼びます。
こんどは打ち棒もダボ用とバネ用に分かれて2本になります。
バネ側はマチになっていてそのままだと打ち辛かったので、机の角に鉄板を置いて打ちました。
ダボも裏に鉄板を入れて打ちます。
これでホック交換は完了です!
今回ご紹介したホックのように裏側からアシがみえている商品ならそれぞれ¥540で修理が可能です。(micオリジナル商品に限ります)
中にはアシが見えていない商品、ホック交換のためにミシン目をほどかなくてはならない商品もあるのでそういったものはそれぞれ値段が変わってきますのでお問い合わせください。
また、バネホックでよくあるのが長年の使用によりホックがゆるくなってしまうという症状です。
赤い矢印のところに縦に2本針金のようなものが通っています。ダボがそこに引っかかることによって留めることができるのですが、何回も当たることによってそこが次第に削れてきます。
そこで、自宅でできる応急処置です!
こんなふうにペンチなどを使って、ダボの向きを変えちゃいます!
すると削れていないところがバネにはまるようになるのでホックがきつくなります。
すぐに直したいときはぜひやってみてください。ただ、応急処置なのでそこも削れたらホック交換が必要になりますのでご了承ください。
動画でこの応急処置の仕方を撮影してみました!ぜひご覧ください。
さて、今回はホック交換をご紹介しました!
知ってる方も多いと思いますがふだん当たり前のように見てるホックはこんな風に打ってます!
上野店でコンコンと聞こえるときはホック打っているかもしれないですね!
上野店にご来店したときは音も聞いてみてください!笑
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